脳性まひ

<どんな病気?>
脳性まひは胎内から生後1ヶ月までの脳の発育の盛んな時期に生じた何らかの脳障害の結果、手足の運動障害や姿勢の異常が起こる病気です。先天的な脳の形成異常(奇形)や未熟児の脳室内出血、脳室周囲白質軟化症、正期産児の低酸素性虚血性脳症、新生児脳梗塞、頭蓋内出血、先天性感染症、髄膜炎後遺症など原因はさまざまです。
進行はしませんが、経過とともに症状が明らかになったり、変化したりします。知的発達の遅れ、言語障害、てんかん、視覚や聴覚などの障害を伴うこともあります。
生まれてすぐにはわからなくても、なかなか首がすわらないなど運動機能の発達の遅れや手や足の筋肉の緊張が異常に強いあるいは弱いなどが見られたら、小児神経やリハビリテーションの専門医を受診しましょう。MRI検査や脳波検査、眼科の検査などを行うこともあります。

 

<治療>
病気そのものは治りませんが、専門家の指導による訓練によって、運動機能の発達を促すことができます。軽い脳性まひなら症状は軽く、転びやすい、段差でつまづきやすい、足首がかたいなどの症状はあるものの、日常生活は普通に送れます。訓練は早く始めるほど効果的であると考えられます。

 

  • 泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)・・・泣いている最中にひきつけを起こします
  • 熱性けいれん・・・熱の上がり際に突然ひきつけを起こします
  • 良性乳児けいれん・・・ウイルス感染症などが原因。何度も繰り返したら受診を
  • てんかん・・・全身の硬直やひきつけなどの発作を繰り返します
  • 急性脳炎・・・主にウイルス感染によって脳が炎症を起こします
  • 急性脳症・・・脳が急激に腫れる病気。一刻も早い治療が必要です
  • 髄膜炎・・・ウイルスや細菌感染が原因で髄膜に炎症が起こります
  • 水頭症・・・脳室に髄液がたまり脳を圧迫。発達の遅れや知的障害の危険も
  • 脳性まひ・・・脳障害によって手足の運動障害や姿勢の異常が起こります
  • 頭蓋内出血・・・何らかの原因で頭蓋内に出血が起こります
  • 潜在性二分脊椎・・・おしりや背中にこぶのようなものができます