肛門裂

<どんな病気?>
肛門裂とは硬い便が肛門を通ったときに肛門に傷がつき、裂傷や潰瘍ができる病気です。排便のときに痛がったり、少量の出血があったり、便の表面に血液がつくこともあります。おっぱいやミルクだけを飲んでいるうちは柔らかい便でも、離乳食が進むにつれて、だんだんかたくなるものです。とくに便秘がちの子はかたくなりやすいようです。

 

<治療>
便秘を防ぎ、うんちをかたくしないようにしましょう。病院では痔の治療のための塗り薬が処方されますが、薬よりも温座浴(ぬるま湯かシャワーなどでおしりを洗う)のほうが肛門のうんちを洗い流し、患部を温めるので傷の治りは早いようです。症状が悪化したときは1日最低でも3回以上、うんちで汚れたときはすぐに洗ってあげましょう。
このような処置で肛門痛はすぐにやわらぐので、痛みのためうんちを我慢して便秘がひどくなることを防ぐことができます。麦芽糖を飲ませたり、食物繊維が豊富な緑黄色野菜やいも類、豆類などを食事に積極的に取り入れましょう。体を動かして腸の運動を活発にさせることが大切です。また下痢が続き肛門が刺激を受けると症状が悪化するので、下痢の予防も心がけてください。

 

  • 乳児下痢症(ウイルス性胃腸炎)・・・ロタウイルスなどの感染により下痢や嘔吐を起こします
  • 細菌性胃腸炎・・・細菌の種類によって症状に違いがあります。嘔吐、下痢に注意
  • 虫垂炎・・・赤ちゃんは症状が現れにくく、発見が遅れることもあります
  • 肛門裂・・・かたいうんちが原因で肛門が傷ついたり、潰瘍になったりします
  • 腸重積症・・・腸の一部がもぐりこみ、激しい痛みや嘔吐を繰り返します
  • 臍ヘルニア・・・おなかに力が入ったときに飛び出すこともあります
  • 腸閉塞・・・腸がふさがった状態。放置すると腹膜炎を起こす可能性も
  • 肥厚性幽門狭窄症・・・おっぱいやミルクが十二指腸から逆流して噴水のように嘔吐します
  • 肛門周囲膿瘍・・・肛門周囲にできた膿瘍。直腸からの細菌感染が原因です
  • 胃食道逆流症・・・噴門部の未熟さが原因。おっぱいやミルクをダラダラ吐きます
  • 生理的黄疸・・・新生児期の黄疸のほとんどは生理的なもの。心配ありません
  • 胆道閉鎖症・・・白いうんちが特徴的。発見が遅ければ危険な状態になることも
  • ヒルシュスプルング病(巨大結腸症)・・・先天的にうんちを体外に送り出せず、便秘などになります。