停留精巣(停留睾丸)

<どんな病気?>
精巣(睾丸)は胎児期の初めにおなかの中でつくられ成長とともにしだいに下りてきて、通常は生まれる頃には陰嚢内に収まります。ですが、何らかの原因により精巣が途中で止まってしまい、陰嚢の中に完全に収まりきらない場合があります。この状態が「停留精巣」です。
精巣は陰嚢近くまで下りてきているものや、鼠径部の奥にあるものなどさまざまです。また、片方だけ下りていないことが多く、陰嚢が片側だけ小さいので病気に気づくこともあります。鼠径ヘルニアを併発することもあります。

 

<治療>
多くの場合、生後6ヶ月ごろまでは自然に精巣が下りてきます。ですが、1歳を過ぎても下りてこないときは、精巣を陰嚢内に下ろして正常な位置に固定する手術を行う必要があります。そのままの状態にしておくと、精巣の発育が妨げられて、だんだんと萎縮してしまいます。その結果、精子を作る能力が低下してしまい、大人になったときに不妊の原因になることもあります。
赤ちゃんの陰嚢に触れても手ごたえがないときや足の付け根辺りに丸いしこりがあるときなどは、早めに病院で診察を受けましょう。

 

  • 尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)・・・細菌などが尿道から入り、尿路に炎症を起こす病気です
  • 亀頭包皮炎・・・恥垢が細菌に感染し、陰茎の先や横の部分が赤く腫れます
  • 外陰炎・膣炎・・・外陰部や膣の炎症です。かゆがったり、おりものが出ることも
  • 陰嚢水腫・・・陰嚢に水がたまり、大きく腫れる病気。触っても痛がりません
  • 脱腸(鼠径ヘルニア)・・・泣いたときなどに、太ももの付け根にふくらみが見られます
  • 包茎・・・赤ちゃんは生理的包茎。成長とともに自然にむけていきます
  • 停留精巣(停留睾丸)・・・精巣がおなかの中で止まってしまい、陰嚢に収まっていない状態
  • 水腎症・・・尿路の狭窄などが原因で尿が腎盂にたまり腎臓がふくらみます