心房中隔欠損症

<どんな病気?>
心臓の内部は「右心室」「左心室」「右心房」「左心房」という4つの部屋に分かれていて、血液はこの4つの部屋を通り、全身を循環しています。左右の心室と心房は中隔という心筋の壁で仕切られ、それぞれを流れる血液は混じらないようにできています。心房中隔欠損症は、左右の心房の中にある中隔に生まれつき穴が開いている病気です。
左心房の血液が右心房へ流れ込んでしまうため、右心室から肺へ流れる血液の量が増え、肺と心臓に負担がかかります。赤ちゃんの頃は目立った症状は認められませんが、定期健診などで心雑音が指摘され、精密検査で診断されます。

 

<治療>
穴が小さく目立った症状がないときは経過を観察します。小さな穴なら1才ごろまでに自然にふさがります。穴が大きいと成人になってから心臓の機能が低下して、疲れやすいといった心不全や不整脈などの症状が見られることがあります。手術の時期は5〜10才といわれてきましたが、手術技術の進歩から最近は1〜2才でも安全に手術することができるようです。

 

  • 不整脈・・・生まれつきのもや、心臓病に伴うものなど原因はさまざま
  • 心室中隔欠損症・・・>左右の心室の間にある壁に穴があいている先天性の病気です
  • 心房中隔欠損症・・・左右の心房の間にある壁に穴があいている先天性の病気です
  • 動脈管開存症・・・動脈管が閉じず、大動脈からの血液が逆流する病気です
  • 心筋症・・・原因不明で起こる心筋の異常により、心臓の働きが低下します
  • 心筋炎・・・風邪の症状から重症化すると意識障害を起こすことも
  • 心雑音・・・心臓に異常がなくても心雑音が聞こえることがあります