皮膚の病気

赤ちゃんの皮膚は大人に比べて薄く、皮脂分泌も少ないために乾燥しやすくトラブルを起こしやすいものです。汗や汚れ、気温・湿度の変化、衣類やおむつの摩擦など、ちょっとしたことですぐカサカサ、ジュクジュクになります。抵抗力も弱いので、虫刺されもひどくなりがちです。
普段から皮膚を清潔に保つ、刺激の少ない素材の衣類を選ぶ、虫刺されを予防するなど、トラブル防止のためのケアをしましょう。皮膚は汗を出して体温調節をしたり、外からの刺激や細菌から体を守ってくれたり、熱や感染症などのサインを出してくれます。何かトラブルがあれば、早めに受診しましょう。

 

  • 乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹・・・顔や頭に赤い湿疹ができてかゆがります
  • おむつかぶれ・・・おむつをあてている部分に赤いブツブツや水疱ができます
  • あせも・・・汗線が炎症を起こしブツブツに。強いかゆみがあります
  • あざ・・・皮膚の一部に色がついているように見えます
  • 虫刺され・・・赤く腫れて水泡ができます。蜂に刺されたら急いで病院へ
  • とびひ・・・水疱をかきむしって破るとどんどん広がっていきます
  • 皮膚カンジダ症・・・カビの一種に感染して、おしりや股に赤い湿疹ができます
  • じんましん・・・何らかの原因で突然発疹が出て、強いかゆみがあります
  • 水いぼ(伝染性軟属腫)・・・中心がへこんだ小さな丘疹が全身に広がります

皮膚の病気-赤ちゃん病気辞典-記事一覧

<どんな病気?>赤ちゃんの顔や体に出る湿疹を総称して乳児湿疹と呼びます。食べこぼしや、よだれ、汗などが原因で、赤くカサカサになり、かゆみがあります。中でも多くの赤ちゃんに見られるのが乳児脂漏性湿疹で、生後2週間から1歳くらいまでの間に起こります。皮脂腺の多い頬や口の周り、あご、額、頭を中心に赤いポツポツが出たり、カサカサしたり、ジュクジュクすることもあります。髪の生え際や眉毛などに、黄...

<どんな病気?>おむつをあてている部分がうんちやおしっこ、おむつなどの刺激で炎症を起こし、真っ赤にただれます。うんちがやわらかく、おしっこの回数が多い低月齢の赤ちゃんや夏に多く見られます。最初はおむつがあたる部分が赤くなるだけですが、ひどくなると赤いブツブツができます。重症になると、皮膚がむけジュクジュクしてきます。そうなると赤ちゃんは排尿や排便のたびに痛がって泣きます。自己判断で市販...

<どんな病気?>汗腺の出口が汗やホコリ、アカなどでふさがり、汗が皮膚の中で炎症を起こします。赤ちゃんは新陳代謝が激しいため汗をかきやすく、首や手足の関節がふっくらしているため、あせもになりやすいのです。<治療>かゆみから皮膚をかきこわし、黄色ブドウ球菌が感染して化膿すると、痛みがあって発熱を伴う、「あせものより」と呼ばれるおできができます。軽い症状の場合はホームケアで自然に...

<どんな病気?>皮膚の色素細胞や皮膚の血管の先天的な異常や増殖によって起こります。赤(サーモンパッチ、ウインナ母斑、いちご状血管腫、ポートワイン母斑)、青(異所性蒙古斑、太田母斑)、黒(先天性色素性母斑)、茶色(カフェオレ斑、扁平母斑)など、色や形、大きさ、部位はさまざまです。<治療>自然に消えるあざ、消えないあざ、将来悪化するあざがあります。まずは皮膚科を受診しましょう。...

<どんな病気?>ダニ、蚊、ハチ、毛虫などに刺され、赤く腫れたり水泡ができたりして、熱が出ることもあります。かきむしると水疱になり、それが破れて化膿し、とびひになることもあります。腫れてかたい発疹が出たり、慢性化して症状が長引く場合もあります。赤ちゃんは皮膚が柔らかい上、抵抗力が弱いので悪化することが多いのです。<治療>ハチに刺されたときはすぐに病院で診察を受けてください。ほ...

<どんな病気?>湿疹、あせも、すり傷、虫刺されなどをかきこわした傷口に、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染して起こる病気です。強いかゆみがあり、かいて水疱の膜が破れると、感染力の強い細菌を含んだ液が飛び散って、他の部分にもあっという間に広がっていきます。水疱が破れた後は赤くただれてびらんとなり、かさぶたになりますが、しばらくすると乾いてきれいに取れます。<治療>とびひ...

<どんな病気?>カンジダ菌というカビの一種に感染して皮膚が炎症を起こす病気です。おむつかぶれはおむつが当たる部分にだけ湿疹ができますが、カンジダ菌が原因の場合はくびれやしわの中にまで広がります。皮膚が赤くなってぶつぶつができ、その周辺の薄皮がむけたり、小さな水疱や膿を持った膿疱ができることもあります。 健康な皮膚との境目が比較的はっきりしていて、その境目に小膿疱や薄皮のついた小水疱が...

<どんな病気?>境界線のはっきりした赤い、ときには白い皮膚の盛り上がりが突然現われます。全身どこにでもでき、かゆみが強いのが特徴です。食べ物、薬、細菌・ウイルス感染、虫刺され、ストレス、日光、温度差などによるアレルギーの一種と考えられますが、原因の特定は難しいとされています。通常、数時間で出たり消えたりを繰り返しますが、症状が強く、唇や口の中に出たときは要注意です。気道や喉の粘膜が腫れ...

<どんな病気?>伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起こります。直径1?3mmくらいでみずみずしくて光沢があり、白や肌色、赤い色のいぼが胴体、ひじ、ひざの裏側、股などを中心に全身にできます。よく見るといぼの中心が少しへこんでいるのが特徴です。非常に伝染性が強いもので、つぶすと出てくるおかゆ状の内容物がほかの皮膚につくと、どんどん数が増えていきます。ひっかいてウイルスが飛び散ると、他の子ど...