関節・骨・筋肉の病気

もともと赤ちゃんの骨は柔らかく、骨の表面を覆う骨膜が厚いため、奇形などが起こりやすい状態です。ママのおなかの中にいるときや狭い産道を通って生まれてくるときの圧迫が原因で、変形したり骨折したりするときもあります。ただ赤ちゃんのときに変形や異常があったとしても、成長とともに徐々に形が整い、自然に治ってしまう病気も少なくありません。
矯正が必要な場合も、早期に開始すれば高い効果が期待できます。ですが、中には細菌感染によるものなどで、早期に発見して治療しなければならない病気もあります。気になることがあれば早めに受診しましょう。

 

  • O脚・X脚・・・両足をそろえて立つと、ひざの間やくるぶしの間が開きます
  • 外反偏平足・・・土踏まずが見られず足の裏が平らです
  • 先天性内反足・外反踵足・・・足が内側や外側に反り返る先天性の病気
  • 筋性斜頸・・・首にしこりがあり同じ方向ばかり見ます
  • ばね指・・・痛みはありませんが、指の曲げ伸ばしができません
  • 肘内障・・・腕がだらんとなり、触ると痛がります
  • 先天性股関節脱臼・・・骨盤から大腿骨がはずれたり脚が開きにくい状態

関節・骨・筋肉の病気-赤ちゃん病気辞典-記事一覧

<どんな病気?>ひざを伸ばして両脚をそろえて立ったときに、左右のひざの間が開いているのがO脚、左右のくるぶしの間が開いているのがX脚です。生まれたばかりの新生児は脚の骨の外側が内側よりも少し長いため、みんなO脚です。ですが、歩き始めると骨の内側が成長するので、外側と同じ長さになってきてバランスがとれ、自然にO脚は矯正されていきます。通常は2?3才くらいまではO脚で、4?5才でX脚になり...

<どんな病気?>土踏まずが見られない足の変形で「べた足」ともいいます。かかとが外側に反り上がっているので、立ったときに後ろから見ると判断できます。足の裏が平らなために転びやすく、疲れやすいために長く歩くのを嫌がったりします。また、疲れから夜に足を痛がることもあります。足の関節が柔らかすぎたり、筋肉が弱いとなりやすいといわれていますが、骨に異常はありません。<ケア>はだしで芝...

<どんな病気?>どちらも先天性の足の変形で、足が内側に反って足の裏が内側に向かい合っているものが先天性内反足、逆に足が外側に反り返って、小指が床から反りあがっているものを外反踵足といいます。強度の内反足は新生児期に発見されるため、早期から治療を始めることがあります。<ケア>手で変形を矯正しながらギプス包帯を巻き、矯正器具をつけたり、矯正靴で矯正位を保ちます。十分に矯正できな...

<どんな病気?>生後4?5日ごろから首の片側にしこりができ、首の筋肉が短縮して、いつもしこりがある方とは反対側を向くようになります。しこりは徐々に大きくなり、2?3週間後に最も大きくなります。3週間を過ぎると小さくなり始め、9割以上は1年ほどで消えます。原因は不明です。<ケア>いつも同じ方向を向くことによって頭の形が変形するので、それを防ぐ工夫が必要になります。顔を向けてい...

<どんな病気?>指の曲げ伸ばしには屈筋腱という腱の働きが必要です。この腱には腱鞘というトンネルがついています。屈筋腱の一部に何らかの理由で小さなこぶができてしまい、このこぶが腱鞘のトンネルに引っかかって曲げ伸ばしができなくなるのが「ばね指」です。多くは親指に発症し、痛みはありません。<ケア>屈筋腱にできたこぶはほとんど大きくなりません。成長とともに腱鞘のトンネルが大きくなれ...

<どんな病気?>肘の関節がはずれかけた状態です。俗に「肘が抜けた」といわれるものです。急に腕をダラリと下げて伸ばしたままになり、腕を上げることができなくなります。腕に触らなければ痛がりません。腕を強く引っ張られたり、ねじられたりして、前腕(肘から手首まで)の親指側にある骨の頭の部分が、肘関節にあるじん帯からぬけてしまうために起こります。<治療>腕を動かさないようにして、小児...

<どんな病気?>股の関節が緩く、大腿骨の先端が骨盤からはずれる病気です。脱臼が片方だけのときは、脚の長さや脚の開き具合が左右で違います。両膝を立てるとひざの高さが違ったり、仰向けにした時に太ももの付け根のしわの数が左右違います。脚の開きが悪くなることでもわかります。脱臼したまま育つと歩き初めが遅くなったり、片方の足を引きずったりすることもあります。<治療>1ヵ月健診では見つ...