内分泌・代謝の病気

甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、インスリンなど、さまざまなホルモンは内分泌腺から分泌されています。これらのホルモンは血液を通して器官や細胞に届けられ、その働きを調節しています。体内環境を一定に保ち、それぞれの組織や器官が正常に働くために不可欠なものです。
代謝とは生命を維持するために必要な全ての物質の流れのことです。ホルモンや酸素などの分泌が不足したり過剰になったりすることを「代謝異常」といいます。内分泌の病気は子どもにも見られますが、多くの場合は症状にあわせてホルモンを補充したり、抑制することによって普通に生活することができます。

 

内分泌・代謝の病気-赤ちゃん病気辞典-記事一覧

<どんな病気?>「先天性甲状腺機能低下症」とは甲状腺の機能が先天的に低下し、甲状腺ホルモンが不足して起こる病気で、クレチン症とも呼ばれます。早期治療をしないと、首すわり、おすわりなどの運動機能や知能・言語の発達の遅れを招きます。体重の増えが悪くなったり、黄疸が長引くこともあります。<治療>生後5?7日目ごろに行われる先天性代謝異常検査でチェックされます。通常、この検査で発見...

<どんな病気?>すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが欠乏してしまう病気です。インスリンは血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)を下げるホルモンなので、インスリンが欠乏すると血糖値が上がります。ブドウ糖が利用されない状態になるので、体中の細胞がエネルギー不足になってしまいます。そのため、小児糖尿病になると急にやせて疲れやすくなります。また、水を多く飲みたがったり、尿量が増えたりします...

<どんな病気?>中枢性尿崩症は、脳下垂体から分泌され尿を濃縮する働きをする、抗利尿ホルモンの分泌が低下するために起こり、尿の量が異常に多くなります。多くは脳腫瘍や頭部に受けた外傷などが原因ですが、生まれつきの場合もあります。腎性尿崩症は抗利尿ホルモンが効かない体質のことで、ほとんどが先天的なものです。症状は中枢性と同じです。<治療>脳の神経系の異常が原因と成っている場合は、...