五感の発達
確認できるかどうかは赤ちゃんのご機嫌しだいですが、実は新生児にもいろんな能力があるのです。そんな「秘めた才能」をどうぞ。
★ 視覚
赤ちゃんは胎児のうちから、子宮内に届く光に反応していて、生まれたときには0.1くらいの視力で、抱っこしてくれている人の顔にちょうど焦点が合うくらいの位置が見えるといわれています。実験によると、赤ちゃんは人の顔を好んで見つめ、なんと母親と他の人の顔を区別で切るらしいですよ。
授乳のときはママの顔をじっくり見てもらう絶好の機会です。また、明るい鮮やかな色に関心を持ち続けるようなので、色合いのはっきりしたおもちゃなら目で追うことができるかもしれませんね。
★ 聴覚
新生児期の赤ちゃんでも、さまざまな音をはっきり聞き分けています。中でも高く響く音に興味を示します。赤ちゃんをあやすときに自然と声のトーンを高くしてしまうのは、人間がそのことを本能的に知っているからでしょう。
子宮内で聞こえていたなじみのある音にも安らぎを感じるようです。ママの声は、赤ちゃんにも聞き取りやすい高さで、子宮内でもいちばんよく聞いていた声です。赤ちゃんを落ち着かせてあげるには、ママがやさしく語りかけてあげるのがいちばん効果的です。
★ 嗅覚
赤ちゃんにとって母乳を口にできるかどうかは、生存に関わる大問題です。そのため野生の動物並みとはいかないものの、母乳のにおいをかぎ分けられるように、赤ちゃんの嗅覚は大人以上に優れています。
その力は、ママの母乳のにおいと他のお母さんの母乳のにおいを区別することができるほどらしいです。好きなにおいはもちろんのこと、いやなにおいにも敏感です。くさいにおいや鼻をつくようなにおいには顔をしかめたり、そむけようとする姿も見られます。
★ 味覚
赤ちゃんの味覚も、大人並み、時にはそれ以上に優れていることさえあります。赤ちゃんはいつも飲んでいるママの母乳の味がすぐにわかるようです。かなりおなかがすいているとき以外は、他のお母さんの母乳を飲ませれば「あれ?」という表情を見せるみたいです。
慣れ親しんだ粉ミルクの銘柄を変えてみると、あまり飲まなくなってしまうというようなこともよく耳にします。そして、赤ちゃんも甘い味が大好きです。辛い味や、すっぱい味は苦手で、口にすると反射的な動きで飲み込んでしまいますが、いやそうな表情をみせるらしいですよ。
★ 触覚
赤ちゃんは周囲の温度の変化をしっかり感じ取っています。ママの乳首周辺は他の場所よりも体温が高いため、温度を感じ取る力も使って乳首を探し当てているのです。ただ、自分で体温を調節することはまだ苦手なので、衣類や布団、室温の調整で体温を調節してあげましょう。
もちろん、肌に触れられていることもよくわかっています。赤ちゃんはママのスキンシップが大好きです。ママに触れられていると、とっても気持ちが落ち着きます。