循環器の病気

心臓は全身に血液を送り出すポンプのような働きをしている臓器です。肺で酸素を多く取り込んだ血液を送り出し、二酸化炭素を多く含む血液を回収して肺へ送るという重要な働きをしています。とこえろが、生まれつき心臓そのものに異常があったり(先天性の心臓病には多くの種類があり、当サイトで紹介しているのはその一部分のみです)、出生後の血液循環の急激な変化に対応できないと、しだいに心臓病の症状が現れます。
とはいえ、現在心臓病の治療は目覚しく進歩を続けています。医師の指導の下に根気よく治療に取り組んでいきましょう。また、成長とともに自然に治るものやとくに治療を必要としないものもあります。

 

  • 不整脈・・・生まれつきのもや、心臓病に伴うものなど原因はさまざま
  • 心室中隔欠損症・・・>左右の心室の間にある壁に穴があいている先天性の病気です
  • 心房中隔欠損症・・・左右の心房の間にある壁に穴があいている先天性の病気です
  • 動脈管開存症・・・動脈管が閉じず、大動脈からの血液が逆流する病気です
  • 心筋症・・・原因不明で起こる心筋の異常により、心臓の働きが低下します
  • 心筋炎・・・風邪の症状から重症化すると意識障害を起こすことも
  • 心雑音・・・心臓に異常がなくても心雑音が聞こえることがあります
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循環器の病気-赤ちゃん病気辞典-記事一覧

<どんな病気?>心臓は規則的に収縮しながら血液を全身に送り出していますが、その収縮のリズムが乱れたり、収縮が極端に早くなったり遅くなったりするのが不整脈です。生まれつきの原因で起こる場合と、心臓病などの病気に伴って現われる場合があります。赤ちゃんの場合、症状がわかりづらく、急に元気がなくなっておっぱいやミルクの飲みが悪くなったりします。特に症状がなく、心電図を調べて始めてわかる場合もあ...

<どんな病気?>心臓の内部は「右心室」「左心室」「右心房」「左心房」という4つの部屋に分かれていて、血液はこの4つの部屋を通り、全身を循環しています。左右の心室と心房は中隔という心筋の壁で仕切られ、それぞれを流れる血液は混じらないようにできています。心室中隔離欠損症は左右の心室の間を区切る中隔に生まれつき穴が開いている病気です。穴が小さいと目立った症状は現れず、自然に閉じることもありま...

<どんな病気?>心臓の内部は「右心室」「左心室」「右心房」「左心房」という4つの部屋に分かれていて、血液はこの4つの部屋を通り、全身を循環しています。左右の心室と心房は中隔という心筋の壁で仕切られ、それぞれを流れる血液は混じらないようにできています。心房中隔欠損症は、左右の心房の中にある中隔に生まれつき穴が開いている病気です。左心房の血液が右心房へ流れ込んでしまうため、右心室から肺へ流...

<どんな病気?>胎児は酸素を胎盤から取り入れているため、肺に血液を送る必要がなく、肺動脈の血液は直接大動脈、胎盤へと流れていきます。この肺動脈と大動脈を結ぶ太い血管を動脈管といい、通常生後1日で閉じますが、閉じるはずの動脈管がその後も開いた状態が動脈管開存症です。早産児によく見られ、動脈管が細ければ症状はほとんど認められません。動脈管が開いたままだと、大動脈から全身に送られるはずの血液...

<どんな病気?>心臓は筋肉でできています。心筋症とは心筋と呼ばれる筋肉の異常によって生じる病気です。心臓の壁が薄くなったり、逆に厚くなったりして、心臓の働きが低下します。原因は十分には解明されていません。心筋症は拡張型心筋症と肥大型心筋症に大別されます。拡張型心筋症は心臓の壁が薄くなり、心筋を収縮する力が低下する病気です。血液をうまく全身に送り出せないために、多呼吸、哺乳不良、哺乳時の...

<どんな病気?>ウイルスの感染により心筋そのものが炎症を起こす病気です。急激に病状が進行した場合は突然、最悪のケースになることもあります。発熱やせき、風邪症候群やインフルエンザ、はしかの症状が現れた後、数日から1週間くらいの間に哺乳不良、呼吸困難、嘔吐などの症状が加わり元気がなくなります。注意しなければいけないのが肺炎や気管支炎に似たような症状で始まる点です。重症になると全身がむくみ、...

<どんな病気?>正常な心臓の音以外を心雑音といい、心臓の構造異常(先天性心疾患)を疑うひとつの目安になっています。定期健診で心雑音があると診断された場合、胸部X線、心電図、心エコー検査などの検査をすることもあります。乳幼児の場合、心臓の機能に何も異常がなくても心雑音が聞こえることがたまにあります。赤ちゃんの心臓は血液を押し出す力が強く、心臓の壁に血液が当たる音が聞こえたり、心臓の壁に心...